今富の布ぞうり制作

 熊本県天草市、﨑津から山に入った今富は西河内の集落。そのまた一番奥にある畑の中の作業小屋で、米寿の翁が中心になって、畑仕事の傍ら、もう何十年とワラ細工を続けてきています。

 近隣の祭りミコシの担ぎ手が履くワラジ、正月しめ縄の多くは、今もこの88歳の翁の手足に拠っています。昔のことを良く覚えているので、大学の先生やら学生やら郷土史研究家やら新聞記者やら、このあたりを調べにきた人たちは必ずこの小屋に立ち寄っていきます。様々な野菜類の植え付け時期も、翁に聞けば間違いありません。